健康に暮らす間取り

突然ですが、あなたは今、健康ですか?

 

健康のありがたみは、失ってからでないとわからないものです。

食事や運動に気を付けていても、一日の3分の1から半分近く過ごすことになる住空間の整備は、健康に暮らすための重要なポイントです。

 

ここに一つ実例があります。

 

古い賃貸アパートに4年間住んでいた学生さん、退去するときに気づかれたそうですが、トイレと一体になった浴室の換気扇が壊れていたそうです。

 

どうりで部屋中かび臭いはずだと思っていた!と笑っていましたが・・・

 

恐ろしいことに、ダクトの外れた換気扇で、彼は4年間過ごしていたのです。換気扇の音はゴーゴーなっていたので、気づかなかったそうですが、部屋中・空気中カビや胞子だらけの部屋で過ごしていて、よく病気にならなかったものだと変に感心しました。

 

笑い話ではなく、新築の時から換気扇のダクトが外れていたというのは、何度か聞いたことがあります。換気がよくないなと思ったら、音がしていても一度点検口からのぞいて、ダクトの接続部分を確かめる必要があると思います。

 

前置きが長くなりましたが、住宅で一番よくおこる、健康に被害をおこすトラブルは「換気不足・結露によるカビ」、次いで「換気不足によるシックハウス」です。換気さえしっかりしていれば、どちらもあまり問題になりません。

 

平成157月の建築基準法改正で、24時間常時換気が住宅に義務付けられました。ですから、この法律施行以降の住宅には、中古であっても24時間換気はついています。

 

13年と築14年では値段はあまり変わらなくても、24時間換気がついているのとついていないのとでは住宅設備的に大きな差ですから、中古住宅購入の時は、必ず確かめてください。また、せっかくの24時間換気ですが、冬は寒いからとスイッチを切る方が多いようです。湿った空気を排気する・空気を循環させるためにも、必ずスイッチは入れたままにしておいてくださいね。もちろん、空気の取り入れ口である各部屋の給気口はあけておいてください。

 

いかがでしたか?最近の住宅はとても気密性がよく、自然には空気が入れ替わりません。だからこそ、意識的に換気が必要です。

 

24時間換気システムは、法令で1時間にお部屋の空気の半分が入れ替わるように性能が規定されています、優秀ですね。